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東京都江戸川区の歴史
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所在地 江戸川区東葛西2-34-20 (香取神社)

江戸川区登録有形民俗文化財(民俗資料)
 長島の富士塚
     昭和58年(1983)3月登録



 富士塚は、富士信仰の団体である富士講の人たちが、富士山の容姿をかたちどって築きあげた小高い塚です。富士山に登ったのと同じ霊験が得られるようにと願って築かれました。
 長島の富士塚は、旧長島・桑川両村の山玉参拝講の人たちが、明治41年(1908)に造りました。現在の塚は大正6年(1917)に再築されたものです。塚の南側には「御山築設之由来」と刻まれた碑が建てられ、由来と200名以上の講員がいたことが記されています。塚の高さは約4メートルで、区内の富士塚の中では規模が大きいほうです。頂上には「浅間神社」と刻まれた石碑(明治41年〔1908〕銘)があり、上部はボク石(溶岩)、下部は丸い自然石で囲まれています。今でも、7月1日の山開きと、8月26日のかがり火たきの行事が行われています。
 平成14年(2002)1月 江戸川区教育委員会
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