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東京都江戸川区の歴史
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所在地 江戸川区東葛西1-38

 永禄5年(1562)に創建された旧鍬から村の古刹で、浄土宗、一向山無量院と号します。開山は、誠蓮社法誉上人清教大和尚(元亀3年〔1572〕寂)です。本尊に、阿弥陀三尊像をまつっています。
 参道入口には万治3年(1660)の銘をもつ地蔵菩薩像庚申塔、門内にも同年銘の阿弥陀如来像庚申塔があります。庚申塔は、60日に1度めぐってくる庚申の日の夜に、眠っている人の体内から三尸という虫が抜け出て天帝に罪過を告げるという道教の教えに由来する庚申信仰の信者によって建立されました。江戸時代には、悪疫を調伏する青面金剛を本尊とすることが多くみられましたが、初期には阿弥陀や地蔵なども刻まれました。
◆地蔵菩薩像庚申塔(万治3年〔1660〕銘・女人講中)
◆阿弥陀如来像庚申塔(万治3年〔1660〕銘・男子講中)
ともに江戸川区有形民俗文化財
 昭和62年(1987)3月 江戸川区教育委員会

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